今回は派遣社員のタイムシート管理の内容です。
派遣会社はタイムシート(手書き・データ)が必ずあります。
中には派遣元会社から送ってる場合もありますが
基本はその専用のタイムシートをあなたが派遣会社の指示するタイミングで提出していると思います。
派遣社員と派遣元会社のタイムシートに違いがあるのはご存じでしょうか?
更に派遣元会社と派遣先会社のタイムシートを2つ記入してる方もいらっしゃいます。
派遣元会社と同じタイムシートであれば「楽だのに」と思う事もあるでしょうが、なぜそのような
形式になっているか理由を見ていきましょう。
なぜ派遣元と派遣先でタイムシート違うのか?
まずは「タイムシート」の違いから見ていきましょう。
ずばり、違いがある理由は「管理方法」が違う為です。
派遣法にはこの様な取り決めがあります。
「派遣元事業主は、厚生労働省令で定めるところにより、派遣就業に関し、派遣元管理台帳を作成し、当該台帳に派遣労働者ごとに次に掲げる事項を
記載しなければならない。」
※更に、派遣元・派遣先事業者には管理台帳を作成し3年間保存する義務があり、その中の記載事項としても派遣期間や就業日・始業時間や終業時間を記載する必要があるとされています。
派遣会社と派遣元会社は全スタッフの勤務記録を残さないといけないのです。
えっ?でもそれじゃ~派遣元と派遣先のタイムシート合わせれるんじゃないの?
確かに、派遣元と派遣先のタイムシートを全く同じにしてスタッフの負担を減らす事は可能です。
ですが、派遣会社と派遣先会社はその会社だけの契約ではないのです。
人によってタイムシートが事なると管理ができなくなるのです。
数百人~数千人のタイムシートがバラバラだと、給与計算もかなり時間がかかります。物理的に管理が厳しいのです。
その為、
「派遣元は派遣元」
「派遣先は派遣先」
と言うように別々で管理を行っているのです。
2枚書かないといけない理由
上記の理由を見て頂ければ理屈がわかると思いますが、
「派遣先」と「派遣元」の管理が違う為、当然フォーマットも変わってくるからです。
えぇ~でも、派遣先のタイムシートを派遣会社がデータ貰って
そっちで書いてくれればいいじゃん。
と言う事を質問で良く言われます。
そうなんだ💦
確かにできない事はありません。
実際にタイムシートの記入忘れやタイムシート自体を紛失してしまった場合
派遣先や派遣元会社と連絡を取り、勤務データの共有を行う事もあります。
ですが、「基本はそれはしません。」
何故かと言うと、それをしてしまうとボリュームが多すぎて給与計算の処理ができなくなってしまう為です。
先にもお伝えしましたが、働いてる方は数百人~数千人の方がいます。
1人1人のデータを照らし合わせながら、書き写したりデータ保存をしておくとかなりの労力が必要となり、
最悪給料計算が間に合わない可能性があります。
給料日にきちんと支払いできるようにお互い協力をする必要があります。
でも、たまに書かないでいい所もあったよ?
なんでなの??
タイムシートが同一の場合もある
理由は主に2つあるかと思われます。
- 派遣先会社が請負契約の場合
- 派遣元会社が中小企業の場合、処理にそこまで時間が掛からない為
主にこの理由でしょう。
1つ目
派遣会社の中には、仕事先が派遣会社が請負契約で取っていた場合がこれに当てはまります。
仕事の中には派遣会社が請負契約で受け持っている場合があります。
請負の場合はその部署丸ごとが派遣会社の管理下にある為、そもそものタイムシートが同じになっている為です。
2つ目
あまりないと思いますが、派遣会社がかなり小さくそこまで負担にならない場合です。
小規模だと、記入ミスや提出忘れを派遣会社の方でカバーした方が結果早い場合があります。
理由はわかったかな?派遣会社の都合もあるんだけど
スムーズに行くように協力してね
了解!
まとめ
以上が今回の紹介でした。
タイムシートが2枚あったり、記入方法が違ったりするのは、
「管理方法が違う」為でした。
スタッフさんには関係ないと思われるかもしれませんが、
気持ちよく仕事する上で必要な事ですので協力してくださいね。
最近では「時間掛からない」「簡単にできる」ように、web上で管理する企業も増えてきています。
手書きが廃止になるだけで、幾分か楽になるでしょう。
このブログでは、派遣や仕事に関する「悩み事」や「役立つ情報」を発信しています。
書ききれない内容もありますので、疑問・質問があればどうぞご連絡下さい。