今回紹介するのは、紹介予定派遣と派遣の違いです。
派遣と紹介予定派遣ってどう違いがあるの?
と思った事は無いでしょうか?派遣と紹介予定派遣は大きく契約内容が異なります。
何となく、派遣が終わった後に正社員になれるという感じがしますが実際は注意しないといけない事も存在します。
正確に知っていた方がよい内容がありますので確認していきましょう!
紹介予定派遣とは?
紹介予定派遣のメリット・デメリット
筆者は、派遣営業の経歴が7年以上あります。
その時に培った知識を共有しています。
目次
紹介予定派遣とは?
紹介予定派遣は、最初は普通の派遣社員として働く事からスタートします。
そして派遣期間(最長6か月)終了後に、企業と労働者の間で合意の元、
派遣契約から社員へ雇用を移す事を指します。
イメージとしては、職業体験後に正式に雇用契約を結ぶという感じの認識で問題ありません。
事前に会社の社風や仕事内容などを確認してから社員になれる。
紹介予定派遣はこんな人におススメ!
続いて、紹介予定派遣におススメな人です。
こういった方はおススメですよ。
- 転職したいが次の会社の社風が合うかわからない
- 新しい仕事が自分にできるか不安
- 転職を一人でできるか不安
- 社員の求人が少ない業種で社員になりたい
転職したいが次の会社の社風が合うかわからない
転職をしたいけど、次の会社の社風に合うかわからないですよね?
そういった人は、紹介予定派遣がおススメです。
何故なら、紹介予定派遣は派遣期間(最長6か月)を得てから社員になれるからです。社風に慣れてから安定した社員になれるのでおススメです。
職業体験の感覚で仕事ができる
新しい仕事が自分にできるか不安
新しい仕事に挑戦する時はできるか不安になりますよね。
そういった時に紹介予定派遣を使うのも便利です。
仕事内容が不透明だったり、心配だったりしても実際に挑戦してから決める事ができるので不安を払拭できるでしょう。
不安を払拭できる
転職を一人でできるか不安
転職に慣れていない人にもおススメです。
社員の転職活動の難易度は正直高いです。一人では何社も落ちて心が折れる人もいます。
ですが、紹介予定派遣であれば、派遣会社からのサポートを受け取る事ができますので転職で有利に働くでしょう。
企業面談で同伴してくれる場合もあるので面接が苦手な方にはとても強い味方になるでしょう。
面談の対策が事前にできる
社員の求人が少ない業種で社員になりたい
業種によっては、社員の難易度が高かったり社員の募集自体が少ない事もあります。
紹介予定派遣であれば、派遣会社の独占している求人もありますので自分が探している条件が見つかる可能性もあります。
派遣会社の独占求人で世に出ていない場合もある。
紹介予定派遣と派遣の違い
では、まずは紹介予定派遣と派遣の違いを見てみましょう。
主に違いはこれらの内容となっています。
- 派遣期間の違い
- 派遣期間終了後、正社員や契約社員にて再雇用
- 面談の有無
では、確認していきましょう!
派遣期間の違い
1つ目の違いは「派遣期間の違い」です。
紹介予定派遣は、最長で「6か月」の派遣期間となっており、その後期間の延長は不可となっています。
期間終了後は、派遣先企業へ雇用転換をする為となってます。
通常の派遣は、最短「1か月」の派遣期間となっておりその後期間の延長が可能となってます。
期間 | 契約継続 | |
派遣 | 最低1か月~最大3年 | 〇 |
紹介予定派遣 | 最長6か月まで | × |
※紹介予定派遣は、期間終了後に派遣先企業へ雇用を移動する事が前提の契約である
紹介予定派遣の期間は1か月~6か月まで様々
派遣期間終了後、正社員や契約社員にて再雇用
派遣期間終了後の対応が事なります。
- 派遣・・・期間延長をする事が可能(最長3年まで)
- 紹介予定派遣・・・期間延長は不可(派遣先企業での再契約)
派遣期間終了後は、企業側は労働者を社員として雇用しないといけません。
期間終了後に、派遣のまま働かせる事は禁止されています。
派遣は最長3年、紹介予定派遣は6か月で社員になる
面談の有無
3つめは面談の有無です。
派遣と紹介予定派遣では企業先の面談があるか無いかの違いがあります。
面談有無 | |
派遣 | 無し |
紹介予定派遣 | 有り |
派遣では面談が禁止されています
紹介予定派遣は契約期間終了後に社員として雇用が約束されている為に事前面談が可能となってます。
面談の有無にも違いがある
紹介予定派遣のメリット
では、違いを確認した所で紹介予定派遣のメリットを確認してきましょう。
- 企業の社風を体験する事ができる
- 派遣元企業のサポートを受ける事ができる
- 派遣期間中の給与は高い
- 一度決まれば社員での雇用は約束される
では具体的に解説していきましょう!
企業の社風を体験する事ができる
一度社員として入社をすると、退職はしにくいですが、先に社風や仕事内容を体験できるのが大きなポイントです。
こちらは企業側にもメリットがあり、数か月働いてからとなる為早期退職率を下げれるというメリットがあります。
お互いにWINWINの関係で働く事が可能です。
先に企業を体験できるポイントはかなり大きい。
派遣元企業のサポートを受ける事ができる
紹介予定派遣の期間中の雇用は、派遣会社側にあるため派遣会社のサポートを受ける事が可能です。
仕事の心配ごとや面談の対策など、自分ひとりでは心配な点もフォローしてくれる為、安心感があります。
面談対策ができる。面談を一緒に受けてくれる場合も多い。
派遣期間中の給与は高い
派遣期間中は、派遣会社の時給で給与計算となる為、社員より給与が高くなる可能性があります。
その他、派遣会社特有のサービスと派遣先企業のサービスも同時に受ける事が可能な為、お得感があります。
時給計算で仕事をすると少し高くなる傾向がある
一度決まれば社員での雇用は約束される
紹介予定派遣は一度決まれば、社員として雇用が確立されます。
企業側から派遣期間を延長したり、理由なき解約はできないようになってます。
更に、自分に合わない会社であれば自分からは社員にならない選択肢も可能となっている為、労働者に有利な条件になってます。
労働者に有利な契約になっている
紹介予定派遣のデメリット
続いては、紹介予定派遣のデメリットの紹介です。
- 社員=正社員ではない
- 採用率は決して高くない
- 有給休暇カウントはリセットされる
では、詳しく確認していきましょう!
社員=正社員とは限らない
紹介予定派遣の期間が終了すると、社員になるという契約ですが
社員=正社員とは限りません。
契約社員の可能性もあります。ただし企業で働く前から条件は確認できるようになっていますので、正社員で探してる人は事前に派遣営業に確認しましょう。
雇用形態が正社員か契約社員かしっかり確認しましょう。
採用率は決して高くない
続いては、採用率です。
普通の派遣と紹介予定派遣の採用率は大きく異なります。
職場体験後の採用率ですが
派遣3500人分データ | 採用率 |
派遣 | 約90% |
紹介予定派遣 | 約30% |
なんと、60%ほどの差が出てきています。
この理由としては、紹介予定派遣は企業先との「面談」がある為です。
一度契約をすると社員として雇用が前提となる為、派遣契約よりも慎重になる傾向にある為です。
有給休暇カウントはリセットされる
最後に有給休暇についてです。
有給休暇は6か月働くと最長10日付与される事は有名な事ですが、
紹介予定派遣の場合は少し注意が必要になります。
何故なら、有給は同じ雇用元で6か月間継続勤務が条件だからです。
紹介予定派遣は契約期間終了と共に雇用の移動が必須となる為、
有給休暇取得の条件がリセットされてしまいます。
有給休暇の条件はリセットされるので注意が必要
紹介予定派遣で働きたい人は
紹介予定派遣で働きたて社員になりたいと思う方におススメの派遣会社の紹介です。
展開地域 | 全国対応 |
---|---|
求人数 | 事務職/9,000件以上、総求人数/60,000以上 |
おススメポイント | 派遣会社満足度 2019年 1位取得 |
スキルレベル | 未経験から可能 |
強い職種 | 事務職・IT・オフィスワーク等 |
パーソルテンプスタッフの特徴として2つ挙げられます。
1つ目は「初心者向き」、2つ目は「事務職関係が特に強い」です。
その他の職種や仕事も求人数が他の派遣会社より圧倒的に多い為、やりたい仕事が見つかりやすいです。
更に、紹介予定派遣の求人数は約4000件以上と他の派遣会社と比べ多いです。
紹介予定派遣の流れ
実際に紹介予定派遣の流れを見ていきましょう!
下記の図通りが基本の流れとなります。
紹介予定派遣と派遣の登録の流れに大きな違いはありません。
派遣会社へ登録をして仕事を探す事に代わりはありませんので心配せずとも大丈夫です。
まとめ:紹介予定派遣と派遣の違い
以上が、紹介予定派遣の内容や派遣の違いの紹介でした。
参考になればと思います。
紹介予定派遣はメリットが沢山ありますが、同じくデメリットもあります。
自分自身の働きたい条件にマッチする場合は使用をする事をおススメします。
ではっ!またっ!