引き続き求人広告の内容に迫っていきます。
前回とは異なり今回は釣り求人について説明してきます。
皆さんはこの様な状況に遭遇した事はないでしょうか?
この手の求人は本当にあるから知っておいてほしい
- 採用予定人数がかなり多かったのに実際に聞くと埋まって募集終了と言われた。
- 電話では頑なに教えてくれないor登録してから話すると言われる。
- 終了した事により代わって案内されたお仕事の条件が希望とはかけ離れかなり悪かった。
□とりあえず登録だけしてと説得されて個人情報を渡した人もかなりの人数いると思います。
なぜ派遣会社は、釣り広告を出すかとその見極め方を伝授しましょう。
釣り求人
初めて派遣会社に登録する方もいると思うので手始めに釣り求人とは何かをお伝えします。
誇大求人とは違い、そもそも存在しない若しくは近しい求人をあたかも好条件で求人サイトに載せる事です。
業界では空求人や空案件とも言われてます。
勿論、架空の求人を載せる事は違法です。
虚偽の広告をなし、又は虚偽の条件を呈示して労働者の募集を行った者又はこれらに従事し た者は6カ月以下の懲役又は10万円以下の罰金に処せられる(法第65条第8号)。
厚生労働省 労働者募集の原則
ですが、実際に摘発を行うことは非常に難しいと言われてます。
何故かと言うと求職者の「スキルが足りなかった」「募集途中で条件が変更になった」「求人の締め切りになった」
言い訳に関して山ほど出てくるのです。 実際に虚偽があったかの判断ができない為です。
なのでそもそも引っかからないように、知っておくしか方法がないのです。
バレなきゃ何しても良いって事はないのにね・・・
釣り求人の目的
目的は基本ただ一つ、応募者(登録者)増加が狙いです。
登録者が多い=多くの企業に派遣できる人が増えるからです。
その為、「違う仕事ならありますよ」とすかさず営業をしてきます。
数打てば当たる戦法だね。
求職者の意思を大事にしてない証拠
更に新規企業との営業の際に、派遣業者は登録者アピールを行います。
派遣される企業側から見ると登録者数が多い=すぐに人材を供給してくれる
と紐づける事ができる為、派遣会社にとって登録者数と言うのはかなり大事な部分になってます。
・派遣会社は登録者数を増やす事が目的
・派遣先企業としては、登録者が多い企業と契約を結ぶ
見極め方
■大量募集!100名以上募集!とにかく大量に募集をかけている求人は要注意
派遣会社にとって都合が良く一気に登録者を増やそうとする内容です。
稀に大口の求人がありますが、大量募集は極まれであり、実際にあったとしても
体感上入れ替わりが激しい現場になります。
上記にも記載しましたが、この様な求人は実際の条件が掲載内容と違ったり「締め切りました」
「このお仕事ならすぐできますよ」と条件が悪い仕事を紹介されたりします。
数人募集で出すより大量募集をかけるとデータとして集まりやすい傾向があるんだよね
■就業条件が明確ではない&長期掲載
簡単なお仕事!未経験OK!就業場所多数!駅近!などなどの記載をしているが
登録者を増やす為、応募条件が誰でも可能な事が多く仕事の詳細は記載してない。
更に、同じような求人が複数あったり掲載期間が長い場合は怪しさUP
おススメの見極め方は就業場所を確認するといいよ。
登録者増やす為にかなりの駅数でヒットさせるから、矛盾が生じやすいのとチェック忘れしやすい場所だからね。
あと、1か月以上掲載されている求人も釣りの可能性大だね
■時給が高い&条件が破格
こちらに関しては、下記を確認してください。
[blogcard url=”https://workkazu213.com/post-120/”]
・大量募集&長期募集
・仕事内容が明確では無い
・条件が破格
まとめ
釣り求人の特徴と見分け方を伝えてきましたが、
結果として釣り求人を極力避ける方法でしか現時点では存在しません。
求人が無い事を「なぜ紹介しないのか?」と食いついても結果が変わりません。
労働基準監督署へ相談することも可能ですが、はっきり言って時間の無駄になります。
上記でも記載しましたが確定的な証拠がない&派遣会社はいくらでも言い訳できる為です。
大事なのは、騙されないように対策を行う事だと思います。
今回紹介したのは少しでも騙される確率を減らして貰えるように参考にして欲しいのと
長い付き合いができる派遣会社を是非見つけて下さいね。