今回は失業保険給付までの期間条件の「自己都合」と「会社都合」を話してきます。
会社が理由で辞めたいと思っても、結局は自己都合になる事ないですか?
そんな方の為に、マル秘情報をお伝えします。
こむぎ
仕事辞めたけど、失業保険3ヵ月待たないといけないの・・・
実際、自己都合で退職した場合は「すぐ貰えない」思ってる人多いんじゃないでしょうか?
実は理由次第で変わってくるのです。
会社を辞めた際、ハローワークの人に確認を取ると
では、どの様な理由であれば自己都合→会社都合になるか見ていきましょう。
目次
会社都合になる理由
会社都合になる理由は以下の項目に合致した場合となります。
- 倒産、規模縮小などにより辞めなくてはならなくなった場合
- 解雇による場合(自分に重大な責任がある場合を除く)
- 退職するように勧奨を受けて離職に至った場合
- 求人内容と労働条件が違ったために辞めた場合
- 給料が一定額以上低下したために退職した場合
- 継続して2か月以上給料の支払いがなかった場合
- 妊娠中、出産直後に働くことを強要された場合
パワハラ、セクハラによる退職 - 妊娠しているにも関わらず雇用管理上の必要な措置を受けることができなかった場合
- 働き続けられるような適切な職種転換を会社側がしなかった場合
- 辞める直前3か月間、月45時間以上残業をしている場合
- 上司、同僚から著しい嫌がらせを受けたため退職した場合
実際、他の理由もありますが一旦箇条書きでこれだけの数になります。
実はかなり多くの理由で会社都合になります。
赤線で引いた所に当てはまるのであれば、会社では自己都合で辞める事になっててもハローワークで相談する事によって自己都合から会社都合へ変更ができるのです。
求人内容と労働条件が違ったために辞めた場合
求人内容と労働条件が違った場合は、失業保険の会社都合に認められる場合があるでしょう。
主に、給与や仕事内容や時間、様々な事柄にあてはまります。
もし今の仕事が最初聞いていた内容と「全然違う!」となれば、
ハローワークへの相談をおススメします。
妊娠中、出産直後に働くことを強要された場合
パワハラ、セクハラによる退職
こちらは退職理由にの中でかなり多く当たる内容かと思われます。
妊娠中や出産直後は育休や産休などの保証があります。
そういった対応を取らない会社の退職は「会社都合」での退職扱いにできます。
パワハラ・セクハラは論外です。
勿論会社都合での退職扱いになります。
辞める直前3か月間、月45時間以上残業をしている場合
退職をする3ヵ月直前の残業が過多だった場合にも会社都合で辞める事が可能となります。
直近45時間の残業の中には、休日出勤も含まれるので、残業が多くブラック企業かな?と思い辞める方は、データを取っておくことをおススメします。
データは出勤簿や給与明細等、残業を付けないような会社では自作の出勤大金データでいいので取っておきましょう。
上司、同僚から著しい嫌がらせを受けたため退職した場合
こちらはパワハラに近い内容となりますが、嫌がらせなどの行為を受けた場合も会社都合による退職にできます。
ノルマの強制や罵倒を浴びせられたり、他者と比べて相違していた場合はこの内容に当てはまりますのでデータを取っておくことをおススメします。
上記の内容が実際にあった場合、証拠となるデータを取っておくことをおススメします。
会社都合にする為には
会社都合になる理由は確認できたので
次は「どうやって会社都合にするの?」と言う疑問を見ていきましょう。
答えは簡単
ハローワークの人に伝える事
会社を辞めてから失業保険の申請をしに行く際に伝えるだけでいいです。
ハローワークの人が、処理を行ってくれます。
ただし、あなたが現在会社に勤めているか退職した後かで対応が変わります。
退職前に相談
あなたが会社を退職していない状態であれば、
先にハローワークの人に相談をしてみましょう。
証拠となる必要なデータを詳しく教えて貰えます。
できる限りその情報を集めましょう。
退職後に相談
あなたが退職をしてしまっていた場合は、
証拠集めが少し手間がかかってしまいます。
ハローワークの方へ相談すると、あなたの勤めていた会社へ情報収集を行う事ができます。
あなたの同僚が居た場合に、協力要請を仰ぎ確認する事も可能です。
一度ハローワークの人へ相談してみましょう。
証拠の集め方
上記にて証拠が必要とお伝えしました。
流石に何も証拠が無ければ、ハローワークの人も手が打てません。
できる限り証拠を事前に集めておく事をおススメします。
パワハラ・モラハラなど・・・録音データやメールの履歴
残業や過酷な労働・・・勤怠記録や明細など
主に、パワハラ・モラハラなどは、録音データが有効です。
その他にメール等も証拠として残りますね。
残業であれば勤怠記録など、証拠を揃えておいてください。
辞めた後からでも集める事は可能ですが、会社が証拠の隠滅を図る可能性が高いです。
更にハローワークからの要請を拒否する可能性もあるので退職前に集める事をおススメします。
会社を辞める前にハローワークへ相談をしてスムーズに処理しましょう。
・録音データ メールの履歴 勤怠記録等
・辞める前に同時進行でハローワークの人へ相談すると辞めた後もスムーズに対応ができます。
証拠が集まったら
必要な証拠が集まったら、ハローワークから会社への事実確認を確認します。
- あなたや協力してくれた人には迷惑はかかりません。
ハローワークの職員が電話や書類で検査を行い指導します。
酷い場合は、会社に乗り込んでくれる場合もあるみたいです。
ここまで来るとあなたは、後は待つだけです。
早ければ2週間程度で対応完了するでしょう。
遅い場合は1か月ほどかかりますが、申請がおりた日をさかのぼって受給されます。
まとめ:証拠を集めて会社都合の退職へ
以上が、自己都合→会社都合になる方法でした。
退職の理由は多くは人間関係にあります。
中でも、パワハラやモラハラは多いです。
ですが、会社に相談ができずに泣き寝入りする事も多いでしょう。
泣き寝入りをすると損するのは自分自身になってしまいます。
自己都合で処理されたとしても諦めないでほしいと思います。
失業保険を貰いながら、再就職を目指せばかなり心に余裕ができます。
心に余裕が出ると次の会社を慎重に選べる事で同じ状況を回避できる可能性が高くなりますので、できる限り諦めないでください。
もし、どうしても「会社を今すぐ辞めたい!」「証拠が取れない」となった場合は、退職専門のプロに任せるのもありです。
失業保険のサポートや即日退職なども可能です。
ではっ!