今回紹介するのは、「派遣会社のマージン率について」となります。
平成24年に日雇い契約が原則禁止と同時に、マージン率の開示の義務が施されました。
ですが、皆さん「マージン率」って実際見たことあるでしょうか?
そもそも「マージン率」って何?って人もいるでしょうから
説明しますね。
聞いた事あるけどあんまりわかってないよ~
普段見かけないし派遣会社からも何も聞かないと思うからね
仕方ないよ💦
・マージン率
・マージン率の妥当性
・派遣スタッフへの影響
派遣営業として7年勤務実績がある筆者です。
新規会社獲得~広告作成~面接~管理~契約書作成~給与計算など
派遣会社のすべての業務を行っていました。
マージン率とは
早速ですが、マージン率の説明から行っていきます。
マージン率とは派遣会社が派遣先から貰っている金額
からスタッフの給与を引いた利益の事を指します。
マージン率は%で表します。
派遣先から、2000円/h貰い派遣スタッフへ1500円/h支払うと500円/hの差額が発生します。
この500円がマージンと言い、割合が全体の25%となる為
マージン率が25%となります。
例の場合だと、マージン率25%が派遣会社に入っている事になります。
【どうでしょうか?高いと感じますでしょうか?】
派遣会社のマージン率は20%~30%と言われており
平均すると25%ほどが通常価格となります。
マージン率について分かった所で次に行ってみましょう。
マージン率の妥当性
続いてはマージン率の妥当性について説明をします。
マージン率を説明しましたが、あくまでスタッフの給与との差額だけでしか出してないのです。
マージン率の25%から、かかる費用があります。
①スタッフの交通費や有休
②スタッフの社会保険や厚生年金
③派遣会社の広告費
④派遣会社の固定費(家賃等)
⑤派遣会社の営業の人件費等
もっと細かくかかる費用がありますが、ざっと出して上記くらいあります
これを25%の内から捻出しないといけません。
実際にきちんと全部を払うと凡そ「5%~10%」あたりが
本来の会社の利益になります。
この金額であれば、筆者は妥当だと感じます。
健全な派遣会社は意外と薄利多売だったりするよ
まぁ~健全な派遣会社はかなり少ないでしょう。
何故かと言うと、こういう人も多いのではないでしょうか?
社会保険入ってないけど・・・
交通費給与に含まれてるけど・・・
研修とか無いんだけど・・・
社会的問題になっている現象ですね。
社会保険などは加入条件がある為、一概には言えないですが
加入条件を満たしているにも関わらず、入って無い事や3ヵ月立たないと入れない人も多少なりともいます。
理由は様々ですが、本来はダメな行動です。
別の記事で取り上げますが、この様な所から経費を減らし儲けを出している派遣会社が実際に存在します。
参考資料
派遣会社 |
一日の平均給与(マージン率) |
スタッフサービス |
11,828円(31.4%) |
テンプスタッフ |
12,880円(29.1%) |
ランスタッド |
11,184円(27.1%) |
パソナ |
15,272円(29.7%) |
マージン率が低ければスタッフに還元しているわけではないです。
マージン率が高ければ、福利厚生等が充実している可能性が高いです。
逆に低ければ、福利厚生が満足に受けれない可能性があります。バランスが大事です。
マージン率の公開について
続いては、マージン率の公開です。上記のデータは
法律が施行された為、マージン率を各派遣会社は出さないと行けないようになったのはご存じでしょうか?
大手派遣会社のホームページにて開示していますが、この内容を知っていないと
見つける事自体ないでしょう。
事業者ごとに出しているので興味あれば見てみてもいいでしょう。
ここで一つ注意ですが、大手の会社が「マージン率の公開」をしてますが、
ほぼ更新してません。4年前とかのデータを平気でだしてます。※上のデータも平成30年だったりします。
信用性はほぼ皆無ですね。中小企業に至っては出してない所さえあります。
法律がまた強化されきちんと対応するようになれば変わるでしょうが、現在はあくまで目安になります。
裏話として、マージン率の公開は「会社ごとor個人ごと」で出す事ができるのです。
個人ごとで出してる会社は見たことありませんね。
筆者の感想ですが、雇用契約書に記載する事になるので表ざたに出ると大変ですからね。
派遣スタッフへの影響
これまで、読んでもらったらわかると思いますが、
直接あなたに影響があります。
この下記の内容があれば、要注意です。
①社会保険や雇用保険の加入条件を満たしているのに加入していない
②担当営業にマージン率について説明を求めてもしてくれない
③派遣会社主体の研修が無い
④交通費が支給されない
この内容に1つでも当てはまると、平均のマージン率以上に取っている派遣会社の可能性が高いです。
その場合は、別の派遣会社や転職をおススメします。
優良派遣会社かどうか見抜く方法
最後に、現在の派遣会社や今から行く派遣会社が優良かを見抜く手法をお伝えします。
派遣会社の営業に、「派遣料金ってマークアップ方式でとってますか?」
と質問してあげてください。
わかってない担当者は新規の営業は別にいるorそもそも知らない
・派遣先の料金を均一にする。
・更にそこからマージンを派遣会社が上乗せで派遣料金を決める。
派遣スタッフの時給を決める際に2つの方法があります。
派遣料金1800円で派遣先に営業
派遣会社時給1200円で時給を決め人を雇う
時給1200円で派遣先に営業
派遣料金を1200円をベースに30%派遣会社の利益を上乗せして請求
パターン②の方法をマークアップ方式と言います。
パターン①だと派遣料金が固定されてる為、スタッフからしか利益を抜けないので
少しでも利益を上げる為、交通費や保険料の支払いしない場合があります。
パターン②だと時給ベースの計算で派遣会社の利益を先に取っている為、福利厚生が充実します。
給与も派遣先の交渉で上げれる為、派遣スタッフが被害を被る事もないです。
パターン①は派遣会社の方が、派遣先より力関係が弱いから派遣先の言いなりになりやすいです。
そういった企業の労働環境も体感上よろしくないのでいかない方が賢明かと思います。
まとめ
以上が、マージン率の内容でした。
ここの分野は、知らない人が多い事をいいことに好き勝手している派遣会社がいます。
知ってて損は無いと思いますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
派遣社員はまだまだ立場が弱い風習があります。
筆者の意見ですが、派遣は便利に使うくらいの心で働いて貰えればと思います。
派遣社員でスキルを付けて転職するや、都合のいい日や時間で働くなどうまく使っていきましょう。
最後におすすめの派遣会社を紹介しておきます。
是非見てみてください。