今回の心理学は、自分の考えが多数派と思い込む、フォールス・コンセンサスの紹介をします。
この心理学はマーケティングで良く使われており、知っておくとお仕事上でかなり役に立ちますよ!!
フォールス・コンセンサス効果とは?
フォールスコンセンサス効果とは、自分の意見・考え・行動が常に多数派であると思い込む事です。
つまり簡単に言うと、「自分の考えはみんなも一緒にそう思ってる」と勘違いする事です。
こう言うと痛い人みたいですが、誰しもがこの効果に気づかずにかかってしまう事もあります。
更に言うと親しい人「家族」「友人」「恋人」など存在が近ければ近いほどこの効果が発揮されてしまう事があります。
どのような場面で出てくるのか?
結論から言うと普段の日常どこからでも出てきます。
では実際どの様な場面ででてくるのでしょうか?
具体例を見ていきましょう。
例)
・お土産はお菓子がいいでしょ
・大阪人なら阪神応援するでしょ
・日本人はパンじゃなくてご飯でしょ
小さい事から大きい事まで様々です。
自分が当たり前と感じている事を「みんなもそう思ってるでしょ?」と誤解が原因で起こります。
人には色々な価値観がありますが、自分の考えが多数派だと思い込んでしまいます。
思い込む要因として多数派でいる事への「安心感」を得る為だと言われてます。
注意点
フォールスコンセンサス効果を知らないままだと色々人間関係に問題がでる場合があります。
見ていきましょう。
①価値観の押し付け
自分の考えが常に多数派、正しいと思い込む事により「相手」に価値観を押し付ける場合があります。
特に親しい中だと価値観の押し付けが強まる傾向にあります。
②客観的視点で捉えられない
客観的になれないと話合いの際、相手の考えが分からなくなり関係性が悪化してしまいます。
全ての自分の答えが常識と考えず、相手の立場に立った時も考えるように心がけましょう。
実際に仕事で使う場合
本題となりますが、悪い事ばかりでは無く
実際に仕事上でもうまく活用することができます。
・9割の方が愛用している○○です。
・この商品はレビューが☆4.5もあり皆さん買ってます。
みたい感じで大多数の人がその商品を選んでると伝えてあげましょう。
「みんな使ってるなら安心だね」とか「こんなに人気あるなら買って損はないでしょう」
と消費者は安心を得るようになります。
普段ネットなどで買い物する時、悩んだらレビューや口コミを見て決める方も多いでしょう。
それがこのフォールスコンセンサス効果なのです。
まとめ
以上がフォールスコンセンサス効果の紹介でした。
使い方によっては毒にも薬にもなる心理的現象です。
皆さんもセールスを行う際に活用してみてくださいね。